ユナイトアンドグロウ:情シス社員のタイムシェアビジネス!その強みに迫る

注目日本企業

この世はIT全盛期。例えIT業界の企業でなくとも、社内で何かしらのITシステムを利用していることがほとんどだ。

パソコンから始まり、業務効率化ソフトウェアの導入、インターネットに繋げるためのネットワーク環境の構築など。企業が成長していくにつれて必要となるシステムは多様化・複雑化していく。

そこで必要となるのが、社内のIT周辺の業務を担当する部署である、情報システム部だ。略して「情シス」。

『ユナイトアンドグロウ』は企業の情シス部門の人材不足・知識不足を「シェアード社員」という、少し変わった仕組みでサポートする企業だ。今回は、そのビジネスの強みに迫る。

事業:情シスの悩みを「シェアード社員」が解決!

50〜1,000名規模の中小企業にとって、情シス部門の構築は悩みのタネだ。

  • 正社員で情シスを雇うほど業務は多くない。だが、既存社員が兼任するには多すぎる。
  • 時期によって情シスの業務量が大きく変動する。
  • 必要なスキル全てに対応できる人材を雇っていくと、情シス部門の人数が膨れ上がる。
  • 直接雇用だと、特定社員への依存度が高くなり、退職されたときに大きなリスクを背負う。 など

社内のシステムを管理する人材が必要であることはわかっていても、このような理由により新たに正社員を雇うかどうかは迷うところだ。

こんなときに、「必要なとき」だけ「必要なスキルを持った」人材に業務を手伝ってもらうことができれば、悩みも解決するのでは?

ユナイトアンドグロウは「シェアード社員」という仕組みでこれを実現する。

シェアード社員:情シス社員をタイムシェアする仕組み

ユナイトアンドグロウは企業に対して、「時間課金」で社員をシェアする「シェアード社員」のサービスを提供している。

ちなみに、シェアード社員は派遣契約ではなく準委任契約

「シェアード社員」を使いたい企業は、まずユナイトアンドグロウの「会員」となった上で、個別に業務を発注することになる。

そして発注を受けると、ユナイトアンドグロウの「シェアード社員」が発注内容に応じた業務を遂行する。

「シェアード社員」の利用方法は、常駐に近い形からインシデント発生時の緊急サポートまで、柔軟にできるのが特徴だ。

ある特定のスキルを持った人材を必要としている場合でも、ユナイトアンドグロウ内の「シェアード社員」から該当の人材を探してくることが可能。

ユナイトアンドグロウではシェアード社員のスキルを判定する独自の評価軸も設けている

「必要なとき」に「必要な時間」だけ「必要なスキルを持った人材」を提供してもらえ、情シス部門の人材・知識不足といった企業の悩みを解決する非常に便利なサービスである。

強み:直接雇用リスクをなくし、柔軟な情シス体制を構築!

ユナイトアンドグロウのサービスは、正社員を雇わずとも企業の情シス人材不足を解決し、企業の直接雇用リスクをなくすというメリットがある。

だが、直接雇用リスクをなくすだけであれば、人材派遣でも解決できる。ユナイトアンドグロウならではの強みはやはり、そのサービスの柔軟性だろう。

「月」ではなく「時間」単位での発注が可能であり、しかもその時々に応じた「必要なスキル」を持った人材に手伝ってもらうことができる。

業績:売上・利益共に順調に伸びる

ユナイトアンドグロウの業績は、売上・利益共に順調に伸びている。

業績推移

収益構造は基本的には人材派遣と類似していると考えられ、シェアード社員一人あたりの「単価」×「稼働率」×「稼働時間」がポイントだと考えられる。収益性を高めるには、より高単価な発注を多くしてもらうことが今後重要となってくるだろう。

市場:50〜1000名規模の中小企業がメインターゲット

ユナイトアンドグロウのサービスは50〜1,000名規模の中小企業をターゲットとしている。古いデータだが、2012年の調査で同規模の事業者は全国に11万存在するとされる(引用:内閣府男女共同参画局)。

ユナイトアンドグロウ2020年12月期の1会員(実働会員以外も含む)あたりのシェアード社員売上は約35万円だったので、35万円×11万で計算すると市場規模は385億円ほどになる。

株価:冴えない株価推移

株価推移だが、冴えない。

株価推移

2019年12月からのパフォーマンスでは日経・TOPIXを下回る。

ヤフーファイナンス

今後:中小企業にとってメリットは多く、サービスの広がりに期待できる

ユナイトアンドグロウの「シェアード社員」は「必要ではあるが雇うほどではない情シス社員」という中小企業に多い悩みを解決するサービスで、導入企業は今後も増えていくのではないかと感じる。

ターゲットとする中小企業の数は多く、まだまだ開拓の余地がある市場。今後の成長に期待したい。

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